Veganフードクリエイター

ヴィーガン焼き菓子を通してのSDGs活動中です。

キッカケは、母でした。

Veganフードクリエイターの門脇令奈です。

 

こんばんは。

 

 

今回は、私の母について書きたいと思います。

 

20代の頃に私はイギリスで、ヴィーガンと出会いました。

 

初めてヴィーガンに出会った時、母に食物アレルギーがあること自分自身がお肉が苦手だったこともありとても興味を持ち、もし、自分が子供の頃にヴィーガンという考え方を知っていたならば、給食でつらい思いをすることなどもなく、もっと人生が違っていたのかもとも思ったりしました。

 

母は健在ですが、過去に重い病気をし、当時、12時間にもわたる大手術をしたこともあることから、現在はその後遺症のせいか歩行が困難になっています。一人では外出はできません。

 

また、母は数々のアレルギーを持っており、特に食べ物には気を遣う生活をずっとしています。

 

例えば、アルコール(よって、みりん等もNG)、豚肉、ブラックチョコレート、ブリ、ハト麦などです。

 

その影響か、もともと私は食品を買うときは、成分表示を確認したり、産地を確認したりなど注意をすることがあたりまえのようになっています。

 

これを読んでいるあなたは、「遅延アレルギー」をご存じでしょうか?

 

文字通りに、アレルギーの症状が遅れてやってくるのです。

 

最近、やっと日本でもことばとしては聞かれるようになってきたように思えます。

 

数年前に母が体験した「遅延アレルギー」について記載します。

 

足腰がだんだん弱くなってきた母は、年齢のせいかもしれないとも思い、年齢による膝の不調に良いとうたわれているコンドロイチンが入った健康食品を成分表示を確認の上、1年ぐらい服用していました。

 

ある日、突然、全身にかゆみが襲いました。

 

かゆみ止めの薬を飲んでもなかなか収まらず、なにかいけないものを食べたのか?!と考えてもみましたが、上記に書いたとおりに食事には気を遣っているので、食べた覚えがない状態でした。

 

ふと、母がもしかしたら、あの健康食品かも?!と言い出しました。しかし、成分表示を見ても母にとってNGらしき成分は見当たりません。

 

母がその製造会社に電話で問い合わせたところ、なんと!その健康食品はカプセルだったのですが、そのカプセルの成分に「豚の喉あたりの成分が使われている」との回答でした。

 

突然のかゆみは、このカプセルのせいだったのです。

 

成分表示には記載されていなかった、隠れた事実でした。

 

知らず、知らずのうちに、アレルギーを引き起こしてしまう成分を摂取してしまっていたのでした。

 

この時、初めて、母も私も「遅延アレルギー」のことを知りました。

 

また、別の話ですが、香港に住んでいる知人が、お子さんが小麦粉アレルギーがあり、摂取してしまうと、アレルギー反応として2~3日後に多動症をおこすとのこともあったようです。

 

まだまだ日本では認知が低いですが、その場ではでなくても「遅延アレルギー」があることをぜひ、知ってほしいと思います。

 

幸いにして、母はかゆみだけでしたが、もっと重篤なことになってしまわないように、特にアレルギーを持っている方は注意したほうがいいのではないでしょうか。

 

ちなみに、私は母の食物アレルギーのすべては受け継がなかったのですが、唯一、アルコールアレルギーだけは受け継いでしまい、注射をするときのアルコール消毒はNG、お酒が入ったお料理やお菓子はNGです。なので、病院に行くときは気が抜けないですし、アルコールが入っているのを知らないで食べると後から激しくかゆくなります。

 

よって、ヴィーガン&グルテンフリー焼き菓子専門店 Ve庵で製造しているお菓子たちは、母や自分がアレルギー反応をおこさない食材を使用しております。

※すべてのアレルギーに対応しているわけではなりませんし、お医者様ではないので責任は持てません。また、重篤なアレルギーがある方は、お控えくださいね。